パラフレーズ「SU・DE・NI!?」

BEAT GENERATION RECORD(いの一番)/FLEXI/1981年

パラフレーズ パラフレーズ
SU・DE・NI !?
1曲入り片面FEXI。メンバー等のクレジットなし。


■パラフレーズ/PARA-PHRASE
パラフレーズは1979年頃、宮沢ハルユキを中心にφ(小林中)、石垣で結成された札幌のバンド。
1980年4月ライブデビュー。メンバーは宮沢ハルユキL(G,V), φ(小林中)(B),石垣(Key),村上(Dr)

5月に村上が脱退。一時期ヘルパーで活動していたが岡田ATO(Dr)が加入する。
1981年夏 ザ・スターリン北海道ツアーの札幌ライブのオープニングアクトを務める。
このツアーのザ・スターリンは臨時編成でミチロウ、シンタロウ、BOY、石黒浩孝
ザ・スターリンのライブ中の爆竹が問題となりパラフレーズも札幌YAMAHA出禁となる

ソノシート「SU・DE・NI!?」リリース。メンバーは宮沢ハルユキ(G,V),岡田ATO(DRUM)φ(小林)(B)のトリオ編成。
宮沢が映画「爆・BACK」「ミッドナイトサンクション」に出演する。
1982年に本間(B)が加入
1983年には新宿ロフトで行われたCASE OF TELEGRAPH-PRODUCTS 5-に参加
その日の演奏はライブオムニバス盤「CASE OF TELEGRAPH」 に「Ireegular」が収録。
メンバーはHAL(V,G),HOMMA(B),Kenji(Ky)岡田ATO(D)
(ちなみにキーボードのKenjiはエマーソン北村氏)
http://ototoy.jp/feature/index.php/20100321

同年8月30日 目黒CAT CITYにて 奇形児、あぶらだこ、マダムエドワルダと共演

1984年1月29日のライブでドラムの岡田ATOが脱退
後任にレズ・レス・マスより後藤シゲキが加入。

活動の拠点を東京に移す。
1986年8月10日屋根裏「遠ざかる風景 VOL.II」にてドラムの後藤シゲキが脱退
同年8月30日屋根裏「さよなら夏にBye Bye!!」に出演

1987年 カセットブック HI'LDE VOL3に参加
1988年 6曲入りカセット「Dear My Friend」リリース

1989年頃パラフレーズ活動停止。

■その後
HALこと宮沢春之氏は「オムレツ」「のなか悟空と人間国宝」「コスモポリタンカウボーイズ」「渋さ知らズ」などで活動

後藤シゲキ氏は「TOMATOS」に加入、また自らのバンドG-HAWSを始動。「オムレツ」にも参加しここではボーカルをとっている。
(パラフレーズの盟友HONMA(本間康伸)、KENJI(北村賢治)もG-HAWSに参加。本間氏はオムレツにも参加)
G-HAWSはキャプテンレコードのオムニバス「HEART OF SATURDAY NIGHT」や中村ていゆうプロデュースV.A「SHI-TA-I!!」に参加している。

キーボードのKENJIことエマーソン北村氏はじゃがたらとミュートビートに同時期に加入。その後も幅広く活動。

ドラムの岡田ATOは札幌でレズ・レス・マス、やぎ、キングダムカム,ダンス,KARMA,ULTRA HEAVEN等様々なバンドを経て2012年に「OUT」結成し活動中。
(TEXT BY KENTAROU)
SPECIAL THANKS MARIさん(キャバレームーン,ARS AMATORIA)、ATOさん


■『OUTとアーリー80s札幌ポストパンクジェネレーション』
OUTの三人を軸とした80年代の札幌ポストパンクシーン。EL ZINE Vol.49「OUTと80年代札幌アンダーグラウンド・シーン」と対になっております。
是非一緒にご覧ください。(KENTAROU) (2021年10月)


■音楽ライターの大越よしはるさんのブログLAZY SMOKEY DAMN!
OUTとアーリー80s札幌ポストパンクジェネレーション

※※EL ZINE VOL.49(十三舎)2021年6月。
大越よしはるさんによる「OUTと80年代札幌アンダーグラウンド・シーン」の中でパラフレーズが紹介されています。


・Mangalitza Recordsさん(イノウエUさん)のnoteでOUTのインタビューが公開されました。
パラフレーズやスレドニ・ヴァシュタール、原ソナタ等、これまでの各人のキャリアにも突っ込んだ内容となっています。
一読いただければ幸いです。(2021年3月)
OUT インタビュー "札幌から凄腕の三人組が俺の心臓めがけてインタビューにやって来た!"

SPECIAL THANKS 山路健二さん、大越よしはるさん、井上Uさん